「愛している」よりも大事な言葉

f:id:ui0723:20190419192231j:plain

先日、男友達の37歳の誕生日をお祝いしました。

いつものお店に集合したメンツは5人。男ばっかり。しかも全員が30代の独身です。

お店にお願いしてケーキを出してもらい、ダミ声でハッピーバースデーを歌い、ガハハと笑い、酒をガブガブ飲み、プレゼントをあげて、平日の夜から大いに盛り上がりました。

お店からの「ケーキ、ラインナップありますけど、どうしますか?」の事前連絡に「一番高いやつでいいですよ」と安易に答えてしまったのが原因で、男5人で花火が刺さった巨大なケーキを食べるという、途中から満腹&胸やけと戦う修行のようになってしまいましたが、おおいに楽しかったです。

 

おっさんが5人集まって話す話題は「スポーツの話」「仕事の話」そして、決まって「恋愛の話」です。そりゃ、おっさんだって恋愛は必要ですから、話題には上がります。

でも、全然話が盛り上がらない。お通夜みたいになっちゃう。

なぜなら、30代も中盤になると多くの友人は結婚しているわけで、話題の中心は「他人の恋愛」ではなく「自分たちのこと」になるからです。

ろくに現在進行形の恋愛をしていないから、盛り上がらないのも当然です。 

 

世の中の多くの若い男性は「草食系」というレッテルを貼られています。自分からガツガツ女性にアタックする男性が減っているというのです。実際、その通りだと思います。でも、30代を過ぎて独身を謳歌する男性の方がよっぽど「草食系」なのです。

20代の頃はそれなりに恋愛もして、楽しんでいたはずなのに年齢を重ねると身動きがとれなくなるのです。なぜなのでしょうか。

 

その答えは、テラスハウスの中にありました。 

 

先日「来月から始まるテラスハウスのレビューを書きませんか?」というお話をいただき、生まれて初めて(なんなら毛嫌いしていた)テラスハウスを見ておこうと思い、軽井沢編を見たのですが、20代の若者に交じって一所懸命恋愛しようとする一人だけ30代の男性のことを、もう本当に健気に感じました。

その男性は自分よりも10歳以上年下の女の子からの『あなたがあと5歳若かったらよかったのにな』のセリフで、せめてもう少し若く見えるようにしようと、自分のトレードマークの髭を剃るのです。

(まじかよ、そういうことじゃないでしょ…)と感じながらも(立派だな…僕なら絶対にそんなことできないよ……立派だよ……)と感じました。

終盤でテラスハウスに入居してきたゲスの極み乙女のベーシスト和田さん(休日課長)だってそうです。一人だけ30代。女の子に一所懸命愛情を伝えたり、プレゼントを買ったり、料理を振舞って、最後の最後には散るのですが、同じく(立派だよ…ゲスの極み乙女聞かないけど…好きになっちゃうよ…)と感じました。

 

僕は36歳独身彼女なしという立派な孤独死予備軍であります。

ここで、今、恋愛を楽しめない原因をめちゃくちゃ本音で言うと、自分のことを「恋愛で恥をかいてはいけない年齢」だと思っているのです。恥をかいちゃいけないなんて誰も言っていませんが、僕の、僕による、僕のための、僕王国の、僕の法律でそう決まっているのです。

そしてこれは、多くの独身の大人が抱える問題なのです。

 

テラスハウスの二人の30代は、年下の女子に対して向かっていき、立派に恥をかいていました。これが、30代も中盤になると、よりできなくなるのです。

 

恥をかきたくない→傷つかないような恋愛に逃げる→それが女性なら不倫、男性なら恋人未満のセフレ付き合い→もしくは恋愛をあきらめる→友達付き合い最高→時間だけが経っていく→結果、より恥をかきたくなくなる

 

これが30代を謳歌しながら孤独に生きる僕たちの負のスパイラルです。

 

そして「30代中盤で独身だと結局、理想のタイプが高いんでしょ?と言われる問題」です。

これは、めちゃくちゃ言われます。

でも、もう声を大にして言いますけど、神に誓ってそんなこと無いんです。逆です。

たまにテレビやネットで30代の独身女性の理想のタイプが「年収1000万」「身長180センチ」とか言ってるのを叩かれていますが、あれはレアケースです。

多くの独身は男も女も年齢と共に「好きなタイプ」が変わってきます。

臆病になっているし、理想から現実へ、変わっていくのです。

だから、先月発売した本に僕は「男性は自分への愛情を分かりやすく、真っすぐに伝えてくれる女性と一緒になりたいと思っています。最後の最後にはルックスでも、スタイルでもなく、自分への愛情なのです」と書きました。これは、本当に真実だと思います。色々な恋愛で傷つき、自信を失い、傷つくことや、恥をかくことに臆病になり、自分には何か重大な問題があるんじゃないかと不安になる大人が最後に求めるのは、まちがいなく「自分への愛情」です。

これは、もしかしたら多くの女性も同じことを感じているのかもしれませんが、独身男性全員から同意を得る自信があります。

しかし「自分への愛情を分かりやすく、真っすぐに伝えてくれる」とはどういうことなのでしょうか。その答えを、実はちゃんと考えることができなかったのです。

 

しかし先日、本を読んでいたら、それこそ首がポロリと取れてしまうんじゃないかと思うくらい頷く言葉がありました。

独り言はあまり言わない方だと思っていますが、この時ばかりは「これだ……」と呟きました。

 

 

 

 

その言葉とは、

 

 

 

 

 

『100回の「愛してる」より10回の「尊敬してる」に男心は揺さぶられる』

 

 

 

 

これです。

本当にこの通りだなと思います。

効果的に愛情を表現する、とは「好きだ好きだ」と連発することではありません。一歩間違えるとメンヘラと言われます。もちろん、それも立派な愛情表現なのですが、男性がもっとグッとくるのは「尊敬している」なのです。「尊敬している」は時に「愛している」よりも大事な言葉となるのです。

そして多くの女性が抱える問題「私、こんなに尽くしてるんですけど長続きしないの、なんで?」の答えでもあります。

下記は本からの引用です。全独身男性、首が取れるくらい頷いてください。

 

男性は、狩をして妻に褒めたたえられ、王様のように尊敬されると「俺の力で、もっともっと妻や家族を幸せにしたい」と腹の底から力がみなぎるもの。そして、責任感を持つようになるのです。狩り=命をかける行為。実は男性って、究極の尽くし体質なんです。

 引用:P148

 

これは本当に真理だなと感じます。

弱音ですが、本音で言います。僕たち男性は、尊敬されたい。めちゃくちゃ尊敬されたい。尊敬されたくてしょうがないのです。特に好きな人からは、尊敬されたいのです。モテたくて仕事がんばったり本を読んだりおしゃれしているのではなく、尊敬されたくてそうしているのです。

そしてこれは、何かと男性の面倒を見てしまう尽くし体質の女性が最後の最後に男性から捨てられてしまう原因でもあります。

 

この本をよんだきっかけは僕の本のKADOKAWAの編集担当が「ウイさんが読んだ方がいい本があります」とおすすめしていただた本です。

 

神崎メリさんの「メス力」です。

 

女性に向けて書かれた恋愛本なのですが、男性の僕が読んでも「確かに」「それな」「耳が、痛い」が満載の本でした。男性の僕の耳が痛いということは、真実が書いてある、ということです。

上記でご紹介した内容以外にも

 

「彼女の不安顔=彼の自信喪失」

「男性はなによりも自由を愛する生き物のため、ヒスるめんどくさい女は『自由を侵害する敵』とみなす」

「ダメ出しの多い男性はあなたをアクセサリー扱いしている」

「男性側から別れを切り出された時の復縁可能性は、ほぼゼロ」

 

とキラーワードが盛りだくさんです。著者の神崎さんは本当は男性なんじゃないかと思うくらい(美しい女性です)男のことをよく分かっています。怖い。この本は発売前に重版が決まるくらい売れていますが、この本がもっともっと世に広がることで、女性を食い物にするズルい男が淘汰されるのはまちがいありません。

いつもダメな男性に時間とお金を使ってしまう女性は絶対に読んで欲しいと思います。

 

僕も恋愛の本を出版させていただきました。

僕と神崎さんの本には同じこともあれば正反対のことも書いてあります。でも、すべてが正解です。恋愛の考え方は十人十色。だから、僕の本も、神崎さんの本も、すべてが正解なのです。恋愛の本を読むにあたり大事なのは「これは私に合っているからやってみよう」だと思います。一冊に肩入れせず、できるだけたくさんの意見を見て、できそうなこと、素直に受け入れられそうなことを実行する。それが一番大事だと思います。

僕の本で納得できなかった人も、納得できた人も、おすすめの一冊です。

ありがとうございました。

おしまい

 

もちろん僕の本も発売中。重版も決まりまして、重ね重ねありがとうございました。